教育情報

第1回 これで安心 入学準備

入学までに身につけておきたいこと&ヘルスチェック

幼児

そろそろ、本格的に小学校の入学が気になってくる時期ですね。
心配ごとを少しでも減らすため、今から準備できることはしておきましょう。多くのママたちが「いちばん気になる」と言う生活面と健康面について、心がけたいことや身につけておきたいことは何なのか考えてみましょう。

●身につけておきたい生活習慣 監修/宮寺圭子先生(東京都青梅市立霞台小学校教諭)
早寝早起きと交通ルールは確実に身につけたい

小学生は一般的に8時くらいに登校します。しっかり朝食をとって、荷物整理やトイレをすませてから家を出ることを考えたら、遅くとも7時には起きたほうがよいでしょう。授業を気持ちよくスタートさせるためには、早寝早起きがとても大事。今まで朝が遅かった家庭では、親も一緒に朝型に切り替えるなど、生活リズムを調整しておきましょう。

子どもだけで通学するようになることも、園時代とは大きく異なるところです。交通事故は命にかかわる問題なので、実際に子どもと通学路を歩きながら危険な箇所をチェックしたり、交通ルールについて話をしておくことは欠かせません。最近、子どもを狙った犯罪や不審者が増えていることを考えると、いざというときに頼れる知人の家や、「子ども110番」の家なども確認しておくとよいでしょう。

「あいさつ」や持ち物の管理も大切

入学すると、文具類をはじめとする持ち物が思っていた以上にあります。1年生にとって、これらの持ち物を管理するのはなかなか大変なこと。忘れ物をしたり、なくしたりということが起こらないように、今のうちから整理整頓を身につけておきたいですね。必要なものを自分で考えて用意したり、使ったらもとの場所に片づけるなど、持ち物に責任を持てるように、家庭でも習慣づけておきましょう。

また、新しい環境で友だちや先生との関係を築いていくには、「おはよう」「ありがとう」などのあいさつや、「はい」「いいえ」などの返事がきちんとできることも大切です。これらは、急に言えと言っても無理なので、普段からおとなが見本を示していくことが必要になります。

意外に見落としがちな和式トイレ・傘の使い方

小学校では、親や先生がこと細かに手を貸してあげることができません。見落としがちなことですが、「和式トイレや傘の使い方を前もって教えておけばよかった」という先輩ママの声も、入学後によく聞かれることです。特に、今まで洋式トイレしか使ったことがない子は、慣れない和式トイレで用をたすのが苦痛で、がまんをしてしまうことも。傘のさし方にしても、雨をよけながら車に注意をして歩くのは案外難しいもの。入学前に教えておくと安心です。

●身につけておきたい学習面 監修/宮寺圭子先生(東京都青梅市立霞台小学校教諭)
話をしっかり聞くことが学習の基本になる

先生や友だちの話を席に座ってしっかり聞くことが、すべての学習において必要なことです。人の話に耳を傾けられる子どもは、おのずと学習への集中力が身についていきます。家庭でもできるだけ、子どもの目を見て、静かにゆっくりと会話をするように心がけましょう。

どこまでできるかチェックしてみよう!
●●今から始めたいヘルスチェック 監修/宮野孝一先生 みやのこどもクリニック院長。小児科医。ていねいな診察には定評がある。主な著書『赤ちゃんと子どもの医学事典』(ナツメ社)等。

体や健康面の準備を始めましょう。体力作りや生活習慣、気になる症状のケアなど、入学に向けてのポイントをうかがいました。

歯科むし歯になりやすい永久歯のケアを!

小学校に入学する前後は、ちょうど乳歯から永久歯への生えかわりが始まる時期。生えて間もない歯は抵抗力がなく、構造的にも未熟ですから、衛生には十分気をつけたいですね。特に、いちばん奥に生えてくる6歳臼歯(第一大臼歯)は、生えたのに気づきにくいうえに歯ブラシが届きにくく、最もむし歯になりやすい歯です。歯ブラシを口の横から入れたりして、意識しながら念入りにみがきましょう。

小学校にあがるころになると、歯みがきを子どもまかせにする親も多いようですが、小学校低学年くらいまでは、まだ親の仕上げみがきは必要です。

もしも、むし歯ができてしまったら、できるだけ早く治療をすませておきましょう。おやつのダラダラ食いなどのよくない習慣がついているなら、ぜひこの機会に食生活を見直して!健康な歯で入学を迎えましょう。

眼科視力低下と感染症に気をつける

視力に問題があると、授業にも身が入りません。普段からテレビや本は、明るい部屋で見るようにするなど、生活習慣には注意をしていきましょう。就学前健診などで視力の低下を指摘された場合には、なるべく早く、眼科を受診しておいてください。同じ視力でも、遠視・近視・乱視では処置が違いますし、その子の目の状態や見え方によって、めがねが必要な場合とそうでない場合があるからです。

子どもが目を痛がったり、痒がったり、まぶたがはれたり涙の量が増えたりしたときは、何らかの感染症が考えられます。目の病気はしっかり治しておかないと、それが原因で視力が落ちてしまうこともあります。放置せずに、しっかり治しておきましょう。

耳鼻科鼻炎・中耳炎は根気よく治療を!

鼻水や鼻づまりは、子どもにとって案外つらいものです。鼻水のそもそもの原因はかぜが多いのですが、1週間以上たっても黄色い鼻水が続くようなときには、副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性があります。
副鼻腔炎になると、抗生物質の治療が必要になり、完治するには半年から1年近くかかります。鼻水が出るときには、すすらずにかむ習慣をつけておくこと、かぜをこじらせないようにすることが副鼻腔炎の予防になります。

また、この時期、耳の病気で多いのが中耳炎。そのなかでも滲出性中耳炎は、放置をすると耳鳴りがしたり、耳の聞こえが悪くなることもあります。治療には副鼻腔炎と同様に時間がかかりますが、聴力のためにも、根気よく治療を続けていくことが大切です。

小児科・その他規則正しい生活で健康な体作りを!

小学校に入りたてのころは、精神的な緊張も手伝って、子どもは疲れやすくなります。健康的な学校生活を送るためにも、規則正しい生活を心がけ、体力をつけておく必要があります。食生活では、必要な栄養がとれるように、できるだけいろいろな食品を食べるようにしましょう。また、朝ごはんをしっかり食べることも大事。朝食抜きが習慣になると、体の発達を妨げるだけでなく、脳が活発に動くことができなくなります。

丈夫な体を作り、ストレスを発散させるために、運動を十分にさせることも忘れずに。おすすめは外遊び。太陽の下でたっぷり遊べば、楽しみながら運動能力が養え、病気にかかりにくい健康な体が作れるでしょう。テレビゲームに夢中になる時期だからこそ、意識して外遊びをさせたいですね。

子どものヘルスチェック表

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